まさかこんなに音が震えて響くなんて。
9/21(月・祝)に開催された初音ミクシンフォニー2020〜5th Anniversary〜 サントリーホール公演のイベントレポートです。
※ちょうど明日10/17(土)に開催される初音ミクシンフォニー2020横浜公演の前にギリギリ間に合いましたw
サントリーホール公演直後に書いた記事はこちら↓↓↓
サントリーホールについて
音楽を愛する人々がともに集い、奏でること、聴くことを堪能し合う響きの空間 —それが、サントリーホールです(公式ページより)
サントリーホールは、「世界一美しい響き」をめざして1986年に開館しました。クラシック音楽のコンサートホールとして、世界的な視野のもと活動に力を注いでいます。(公式ページより)
上記のように、サントリーホールはクラシックのコンサートのために生まれたホールです。ここで公演されるということは特別な意味を持ちます。つまり、ガチのオーケストラ公演ということです。
こうしたガチのコンサートホールでガチのコンサートを開催できるのはミクさんにとって大変名誉なことでしょう。
サントリーホール公演について
■日時
2020年9月21日(月・祝) 13:30開演 & 18:00開演(2回)
■出演
指揮:栗田博文
MC:藤田咲
東京フィルハーモニー交響楽団■曲目
フルオーケストラによる生演奏。
従来の初音ミクをはじめとする歌唱やスクリーン映像による演出はございませんので予めご了承ください。■料金
スペシャルシート(デザインチケット・限定グッズ)16,300円
S 9,900円 A 8,800円 P 5,500円(サントリーホール公式ページより引用)
初音ミクシンフォニーは今年で5周年。5年目にして初のサントリーホール公演です。
本公演は初の初音ミクさんはじめボーカロイドキャラが登場しないクラシックスタイルのオーケストラ公演でした。
また、これまでは1年に2回、横浜公演と大阪公演が開催されてきましたが、今年は初のサントリーホールと合わせて3回が開催されます。言わばこのサントリーホール公演が通常公演ではない特別公演といった意味合いを持つのでしょう。
初音ミクシンフォニー公式ページはこちら↓↓↓
会場の様子
物販開始時間の人はまばらでしたが、開演前になるとたくさんの人で賑わいました。
※前記事に詳しく書きましたのでこちらもご参照。
服装について
サントリーホールの服装、皆さまどうするのだろう。ジャケットあった方がいいのだろうと思いつつ、まだまだ暑いから着ないつもりだけれど。
— やまもり@初音ミクシンフォニー2020横浜待機 (@t_yamamori) September 19, 2020
始まる前はこんな↑こと考えてたのですが、いつも通りバラバラでした。タキシードの方もTシャツの方も、洋服も和服も人それぞれ。いつものシンフォニー公演よりは若干フォーマルな服装の方が多いかな?くらいの印象でした。
ホール内(大ホール)
天井が高く、ステージを座席が囲むような観客席になっています。ステージの後ろにも座席があるのが目を惹きます。まさにオーケストラのためのコンサートホール。
正面に見えるのがサントリーホール名物のパイプオルガン。大きい!
全席とも、左右前後に1席空けられています。コロナ対策もばっちりです。
今回の座席
今回はスペシャルシートで、中央前から3列目(1列目は空席のため実質2列目)という幸運の座席でした。
ステージ近っ!
指揮者台がすぐそこ。期待が高まりました。
ステージもよく見えて、よく見たら楽器にもシンフォニーのロゴが。こういう小ネタも好きです。
演奏
※演奏中は撮影禁止のため以降は文字のみで解説します。
最初の曲『未来序曲』から度肝を抜かれました。音が違う。
自分でよく聴いていたはずの有名曲も、別の曲か?と思えるくらいインパクトが違いました。
正直、こんなに美しい音を聴いたことは無かったんじゃないかと思います。会場の影響でこれだけ違ってくるのかと。
そう言えば、開始前の座席の待ち時間。まわりでパンフレット開ける時のビニール音まで響いて聞こえてました。それだけ音が響く会場だったということでしょう。
プログラム
途中で20分の休憩を挟み、約2時間の公演。
MCに藤田咲さんという粋な選出も。
選曲もすばらしかったと思います。『Alice in Musicland』『from Y to Y』『ブラック★ロックシューター』といった名曲がオーケストラで演奏されたのは驚きました。
握手の代わりに肘打ち
従来であれば、指揮者が登場する際、指揮者台まで歩きコンマスと握手をするところです。今回はコロナ対策でしょうね、握手の代わりにお互いの肘をぶつけての挨拶でした。お互いやっと笑って肘打ち、こちらも思わず笑顔になりました。
前方の座席はどうだったか
前方の座席でした。やはりバイオリンなどの弦楽器の音がダイレクトに届きました。ステージ後方はほとんど見えないため、木管楽器や打楽器は見えないところから音が聴こえてきます。
指揮者や奏者の身振り手振りもよく見えて、演奏をそのまま感じることができました。栗田さんの指揮をこんなに間近で見られたのはいい体験でした。
ホワイエ
今回はソフトドリンクのみでした。こちらもコロナ対策でしょうか。
次の開催も期待…!
大興奮のまま終演。
スタンディングオベーションでも「ブラボー」などの声出しは禁止のためできませんでしたが、代わりに鳴り止まない万雷の拍手で感動を誘いました。
まさに藤田咲さんがMCで言っていた「上質で贅沢な時間」でありました。
今回のサントリーホール公演は5周年の特別公演でということだと思いますが、こんなに美しい音を体験してしまっては、また次回も体験したくなります。きっと次回も開催されることを祈りつつ…!
万全のコロナ対策で安心
コロナ禍の中でのイベントということで出かける前は最初は不安もありましたが、運営側のコロナ対策は万全でした。座席を1席空ける、握手の代わりに肘打ちや、ホワイエでのアルコール販売無し。退場時も観客を4回に分けての退場させたり等。 安心してコンサートを楽しめたのは運営様のおかげです。感謝。
追記:動画公開!
10/22に『カンタレラ』〜『サンドリヨン』の演奏動画が公開されました。パイプオルガンの迫力に圧倒されました!
筆者:やまもり→ Twitter