初音ミクもりあわせ

初音ミクさんのイベントで栄養補給する

通常公演の良さを再確認できた初音ミクシンフォニー2020横浜公演

公演が終わり、この驚きと感動を誰かに話したくて仕方がなかった。 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 終了後の国立大ホール内

終了後の国立大ホール内

 

 

 

2020年10月16日(土)にパシフィコ横浜で開催された初音ミクシンフォニー2020〜5th Anniversary〜 横浜公演」

 

 

 

 

開演前の不安など吹き飛ばしてしまうほどの素晴らしい公演だった。

 

 

 

 

 

※次回11/27(金)の大阪公演に内容が関わるため、ネタバレを気にされる方はご注意を。

 

 

 

 

初音ミクシンフォニー公式ページ↓↓↓

 

 

 

 

 

サントリーホール公演以上はありえない?

 

イベントの始まる前。おそらくシンフォニーファンなら誰もが考えていたことではないだろうか。

”横浜公演は、サントリーホール公演と比べてどうなのか?”

 

 

 

 

初音ミクシンフォニーは公演1年目を除き、毎年2回、それぞれ関東と大阪で開催されてきた。本記事では【通常公演】と呼ぶことにする。

 

 

 

 

今年の9月21日(月・祝)に開催されたサントリーホール公演は、5周年記念にオーケストラ公演の聖地とも言うべきサントリーホールで開催されたフルオーケストラ。当ブログの前の記事(誉れ高いサントリーホールでのオーケストラコンサート【レポート】 )でも書いた通り、オーケストラの最高峰である会場で行われた特別公演ということで、この公演以上のものはありえないのではないか?、との考えが頭によぎる。

 

 

 

 

 

そのような中で横浜の通常公演が開催された。結果はどうだったか。

 

 

 

 

 

心配は杞憂に終わった。完璧と言っていいほど素晴らしい横浜公演で、大満足の内容だった。サントリーホール公演と見事にすみ分けができていたからだ。

 

 

 

 

 

いつの間にか引き込まれていた

 

音に関して。私は一階席左後方で、ステージからというよりは主に左のスピーカーから聴こえていた。サントリーホールの生音と異なるのは仕方ないと受け入れた。

 

 

 

 

それなのに、気付けばいつの間にか引き込まれていた。シンフォニー5周年のジミーサムP書き下ろし「舞台」に始まり、「メルト」「白い雪のプリンセスは」「深海少女」と名曲の数々。「メランコリック」ではポップなリズムとクラシックな音とディスプレイに映るキュートで元気なリンちゃんという、一見すると矛盾するような要素が絶妙にマッチしており、私は身を乗り出す勢いで鑑賞していた。

 

 

 

 

どうしてこれほど引き込まれるのか?その理由は、視覚効果だと確信した。

 

 

 

 

 

視覚によるチカラ

 

詳細は前の記事に書いたが、サントリーホール公演はフルオーケストラによるコンサートで、初音ミクさんをはじめとする歌唱やスクリーン映像による演出は一切無い。そして、サントリーホール「世界一美しい響き」を感じられる場所である。

 

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 サントリーホール公演

サントリーホールステージ。ディスプレイなど視覚効果のあるものは一切ない。



 

 

 

 

 

対して今回のような通常公演では、正面にディスプレイを配置し、MC等で初音ミクさんをはじめボカロキャラが登場し、曲によっては歌唱もする。曲専用のムービーが流れる合間に、別視点からの会場内の映像(例えば演奏者の手元の様子やステージから観客席の様子など)が映されたりする。

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 ホール内

今回の横浜公演。ステージ中央にディスプレイが配置され、いろんな視覚効果を演出する。

 

 

 

 

 

この視覚効果が大きい。例えば会場の映像だと、絶えず視点が変わる。ミュージックビデオだとその曲の雰囲気を伝える。それが一枚絵であってもである。視覚効果により、観客を飽きさせない。

 

 

 

 

 

もちろん、どちらも公演も日本を代表する楽団によるオーケストラの演奏である。演奏に関してはトップレベルである。トップレベルだからこそ、会場の差が出るのであろう。サントリーホール公演に聴覚による演出では敵わないかもしれないが、その分を埋め合わせてしまうくらいに、通常公演では視覚による演出により引き込まれてしまう。ということに気付かされた公演だった。

 

 

 

 

 

サントリーホール公演は「聴く」、通常公演は「観ながら聴く」。それぞれ違う方向で最高のコンサートとなっているのではないかと思う。

 

 

 

 

 

余談だが、私が視覚効果がこれほど大きかったということに今回初めて気付かせられた。先月のサントリーホール公演があったこそ、つまり視覚による演出が無い公演に参加したからこそ、この視覚効果を感じることができたと思っている。サントリーホール公演があったからこそ比較できた。やはりサントリーホール公演はいろんな意味で重要だったと思わざるを得ない。

 

 

 

 

 

サプライズの連続

 

シンフォニーでは毎回何かしらのサプライズがありいつも驚かされるが、今回もたくさんのサプライズが用意されていた。

 

 

蓄音機ミクさん 

 

 

 

 

MCミクさんの隣に、オルゴールのように回る小さなミクさん置いてあるかと思えば、急に正面を向いて動き出した!その驚きたるや。MCミクさんによると、この子は蓄音機ミクさんというらしい。まさかのミクさんが2人。そうかこう来たか、と思わずにいられない演出だった。

 

 

 

 

小さくてくるくる回る姿はまるで妖精。なんと可愛らしい。

…ところで蓄音機ミクさんを現実にお迎えしたいのだが、どうしたらいいのだろうか?

 

 

 

 

 

攻めを感じる選曲

 

セットリストにも驚かされた。運営側の攻めの姿勢が感じられた。

 

 

 

 

ソロ演奏が際立つ楽曲も多かったように思う。「劣等上等」ではティンパニーソロが、「番凩」ではサックスソロが、「No Logic」ではバイオリンソロがというように。

 

 

 

 

「Alice in Musicland」は本公演ぴったりではなかったか。サントリーホールでも演奏されたが、今回はミュージックビデオの映像付きで、まさに物語が目の前で繰り広げられる”観劇”を観ているようにも感じられた。

 

 

 

 

私個人では、「glow」に全てを持っていかれた(理由は過去記事)。アンコール前ラスト、ふいをつかれ、前奏から思わず涙があふれた。大好きな楽曲が目の前で演奏される喜びは何ものにも代えがたい。選曲されたことに感謝である。

 

 

 

 

 

ミクダヨーさんの"後進"…?

アンコール1曲目のあと、ミクダヨーさん登場!!

 

 

 

ミクダヨーさんからの手紙をダヨーさんに代わり藤田咲さんが読み上げる。その中で「後進の育成もがんばっている」というような内容があった。どうやらメイコダヨーさんやカイトダヨーさん、もしくは未だ生体が明らかになっていないリンレンルカダヨーさんたちのことと予想される。

つまり、ミクダヨーさんからすると彼らは「後進」に当たるらしい。また1つ彼らの関係が判明した。

 

 

 

 

 

おわりに:大満足の横浜公演

 

以上のように、サントリーホール公演と比較しても大満足の横浜公演で、ますますシンフォニーが好きになった。来月の大阪公演や、来年に向けても大いに期待できること間違い無しだろう。

 

 

 

 

 

追加:当日の様子を写真とツイートで振り返る

 

 

 

 

 

 

 

初音ミクシンフォニー2019 横浜公演

比較:去年2019の待機列。


 

 

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 物販

物販。ビニールシートで予防。

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 物販

物販。

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 ミクダヨー ミート&フォトセッション

今年も円盤購入特典でミクダヨー ミート&フォトセッションの抽選

 

 

 

 

 

 

コロナ対策については万全だったように思う。待機列で人との間隔を1mあける、入り口での検温と消毒など。人が集まらないためだろう、去年まで壁にメインビジュアル絵が飾られていたが今年は一切無かった。ミクダヨーさんのミート&フォトセッションも今年は完全に当選者のみの参加であった。

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 会場内の床の目印

会場内の床にも待機の目印。

 

 

 

初音ミクシンフォニー2020 横浜公演 円柱

今年。ビジュアル絵掲載なし

 

 

初音ミクシンフォニー2019 横浜公演

比較:去年2019。ビジュアル絵が掲載。

 

 

 

 

 

 

筆者:やまもり→ Twitter