初音ミクもりあわせ

初音ミクさんのイベントで栄養補給する

ネット超会議2020夏の超歌舞伎に魅せられた・後編

yamamori3939.hatenablog.com↑↑↑ここからのつづき。 

 

 

【ニコニコネット超会議2020夏(=ネット超会議夏)】「超歌舞伎 Supported by NTT「夏祭版 今昔饗宴千本桜」(=超歌舞伎)」その2。

 

 

 

 

 動画視聴ページはこちら↓↓↓ 

 

 

 

 

 

お盆配信の前編はこちら↓↓↓

yamamori3939.hatenablog.com

 

 

中編はこちら↓↓↓

yamamori3939.hatenablog.com

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 つづき

 

意外すぎた変更

 

最初の場面から、以前までのものとは少し違うなと思うところはあった。 

 

 

 

例えば序盤の白狐のシーンがカットされていた。初音の上(美玖姫さまの母上)さまの登場シーンが増えていた。オープニングのムービーでも、「中村獅童」「初音ミク」「澤村國矢」「中村蝶紫」さん達の後、「中村獅一」さんの名前が追加されていた。獅一さんはどの役で出演するのだろうかと不思議に思った。

 

 

 

 

 

これは違うな、とはっきり感じたのは、主役であるはずの中村獅童さんが敵役である「青龍」として登場したシーンからだ。

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 青龍

画面左が青龍役の獅童さん

 

 

 

 

 

これまでの今昔饗宴千本桜では、中村獅童さんは主人公「佐藤四郎兵衛忠信(=忠信)」を演じていた。しかし、今回は敵役の「青龍」として登場したのだ。これは強敵だぞ…!

 

 

 

 

だったら主人公はどうなるのか?そして青龍役だった國屋さんの登場は?

 

 

 

 

 

思案しているうちに、主役が登場した。

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 忠信登場

夏祭版 今昔饗宴千本桜 忠信登場

 

 

 

 

 

 

忠信登場!こちらは…獅一さん??

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ったのもつかの間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待てえええ〜い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の声。誰だ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の場面、全員が驚いたはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 二人の忠信

   

夏祭版 今昔饗宴千本桜 忠信

  

夏祭版 今昔饗宴千本桜 二人の忠信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファッ!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの主人公二人。何だこの絵。

 

 

 

 

 

 

 

 

視聴者のコメントも大混乱

 

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 ニコ動コメント

夏祭版 今昔饗宴千本桜 ニコ動コメント

夏祭版 今昔饗宴千本桜 ニコ動コメント

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?えっ?」

「ワロタw」

「リアル分身の術」

「これは…勝てる!」

「情報量が多すぎる」

「訳がわからないよ」

「今度はダブルスでいくよ!」

「まさか今回のプラナリアが伏線だったなんて…」

「プラナリ屋!」

 

 

 

 

 

 

 

 

なお後に青龍も3人に分身(こちらは電話屋ことNTTさんの技術)。まさか分身合戦になるとは…。

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 青龍分身

「これが本当のテレワーク」の声も。

 

 

 

 

 

 

 

メタ台詞でリアルを表現

 

 

青龍に向かって二人の忠信が台詞を吐く。 

 

 

 

「「疫病流行らす」」

「「獅童によく似た 化け物めぇぇ!」」

 

 

 

 

 

最初聞き間違いか?と思ったくらいだ。まさか青龍=獅童さんという中の人ネタまで。

 

 

 

 

このように上映中いろんなところでメタ発言がいくつもあった。コロナ禍の現状、疫病=青龍と戦うというテーマは舞台とリアルを結びつけ、台詞の一つひとつがより観ている者の心に響くようにも感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

心揺さぶる演出

 

終盤。青龍を退治した場面にて。

 

 

 

 

 

「さりながら 御神木たる千本桜に花はなく 疫病収束の兆し無し いでこの上は 我らが最後の死力を振り絞り」

「あまたの人の言の葉を あまたの人の言の葉を集めなし 桜の色の灯火の その助けを借りて 千本桜に再び花を」 

「「再び花を 咲かせてみしょう」」 

 

 

 

 

 

画面が桜で埋まる。

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 画面が桜で埋まる

 

 

 

 

 

 

「いかに 三千世界の人々よ 疫病収束の願いを込め たとえこの場に集うこと叶わずとも 皆々を 隔つる妨げ乗り越えて」

 

「共に心を一つとなし 各々がいます所より」

 

「「あまたの人の言の葉を」」

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 二人の忠信

 

 

 

「我らがまだ此(こ)に 灯火の明かり見えずとも」

 

「それぞれの胸に宿りし 思いの丈を明かりとした」

 

「その二つの力に 我らが思いを重ね」

 

「「千本桜に再び花を」」

 

 

 

 

 

 

 

涙なしに観れなかった。コロナ禍という苦しい世の中、世界が隔たれてしまった今の我々の気持ちを代弁してくれたかのような。メタ発言が効いている。心を揺さぶられるとはこのことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

そして千本桜へ

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 三人の忠信

 

 

 

 

ラストはまさかの獅童さん忠信で登場!!

 

 

 

 

 

いつものようにペンライトを持って。

 

 

 

 

 

そして曲はもちろん、千本桜!

そして…!

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 中村獅童さん 忠信

客席を沸かせる獅童さん


 

 

 

 

「おい!おい!おい!」

 

 

「二階席!もっともっと!」

 

 

「いいぞ!」

 

 

「コメント!もっともっとこい!」

 

 

 

 

 

 

嬉しかった。いつもの公演と同じように、獅童さんは盛り上げて煽ってくれた。あたかも満員のお客さんがそこにいるかのように。嬉しいのやら楽しいのやら感情が溢れた。

 

 

 

 

 

獅童さんから、

(俺には声援が聴こえてるぜ)

という思いが伝わってきた気がした。 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 中村獅童さん

最後まで盛り上げてくださる獅童さん

 

 

 

 

 

 

エンディングと大団円

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 大団円



 

 

エンディングムービーも過去の公演のダイジャスト映像。懐かしいなあ…。超歌舞伎はまさに今、歴史を作っているのだ。

 

 

 

 

 

夏祭版 今昔饗宴千本桜 三人の忠信と美玖姫

主役4人勢揃い

 

 

 

 

 

ギフトも大台の100万超え!

 

 

 

 

 

 

 

最後に獅童さんから熱いメッセージ。

 

「中止となりました南座公演。必ず!リベンジ公演させていただきます。」

「また会おうぜ!」 

 

 

 

 

 

 

なおYouTubeの方にダイジャスト版があるのでこちらもご紹介↓↓↓ 

 

 

 

 

 

 

おわりに 

  

早いものでお盆休みが終わり、ネット超会議夏も終わってしまった。さっそく超会議ロスに入ってしまった。

 

 

 

 

面白い企画が多すぎて書ききれなかった。他の超ボカニコやkiite発表会なども非常に面白かったし、また初音ミク・ボカロ関連以外でも興味深い配信がたくさんあった。特に『仁和寺の法師 だいたい150キロ徒歩巡礼生放送(=リモート巡礼)』などは毎日楽しんでいた。

 

 

 

 

 

今回のネット超会議夏により、ニコニコ動画の底力を見せつけられた気がした。一体感と創作文化はニコ動がずば抜けていると思う。最近はYouTubeを見ることが多かったが、またニコ動も見ていこう。そう考えを改めるくらい、このネット超会議は楽しかった。

ニコ動運営さんありがとうございました。

 

 

 

 

 

筆者:やまもり→ Twitter