初音ミクもりあわせ

初音ミクさんのイベントで栄養補給する

マジカルミライでも体験できない雪ミクの魅力とは・前編

「マジカルミライにも無い、雪ミク独自の魅力とは一体何なのか。」

 

 

 

についての独自の考察記事。前編と後編の2回にわけて解説する。

 

 

 

はじめに 

 

先日、SNOWMIKU2020が終了した。(過去記事:

雪ミク2020を過ごした日々と私 - 初音ミクもりあわせ

)今は現地で入手した雪ミクCDを聴きながら、帰宅後の疲労感とロス気分を和らげている。私の滞在は5日感。最高気温が0℃を下回る真冬日が続き、厳しい環境の中での5日間だった。

 

 

 

 

 

初めて雪ミクに参加したのは2018。今年で3年目だ。「雪ミクはすごい」と同じ初音ミクファン仲間(※正確にはミクさん達ピアプロファンボカロファンだが、簡単のためミクファンと表記)に誘われ、とりあえず1回だけのつもりで参加したが、いざ参加してみると見事にハマってしまった。来年も絶対来よう、と。ミクファンの中にもやみつきになる人は多い。そして一度参加した人はみな、「絶対来るべき」とまた別のファンを誘う。

 

 

 

 

 

  

しかし困ることがあった。私もまたファン仲間を雪ミクに誘いたくなったものの、雪ミクがどうすごいのか、どう説明していいかわからない。仕方がないので「雪ミクはすごい」と言っていたが。

 

 

 

 

 

 

そもそも参加のハードルは低くはない。冬の北海道という厳しい環境。全国にちらばるミクファンからすると北海道の地は近くない。イベントに参加するには時間もお金も体力も必要になる。それでもなお、雪ミクに惹きつけられる。どうして雪ミクに参加すると、また雪ミクに参加したくなるのだろう。

 

 

 

 

 

それもマジカルミライというミクファン最大のイベントが存在するにも関わらずである。私は参加するまでは、雪ミクのことを「マジカルミライみないなもの」だと勘違いしていた。冬のマジカルミライ、もしくは北海道版のマジカルミライなんだろうな、くらいにしか思っていなかった。しかし両者は全然違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前Twitterでこんなつぶやきを見た。

「マジカルミライは運動会で、雪ミクは文化祭くらいの違いがある。」

そうなのだ。参加してみると、雪ミクはマジカルミライと全然別モノであることがわかる。雪ミクは冬のマジカルミライではない。雪ミクは他のどのイベントにもない独特の魅力を持ったイベントなのだ。だからたくさんのミクファンが、夏はマジカルミライに、冬は雪ミクと両方参加するのだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、一体何が違うのか。雪ミク独自の魅力は何か。

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 

マジカルミライと比較

 

ミクさん関連のイベントは日本中、いや世界中で年中開催されているが、中でも代表的なイベントと言えば夏の「マジカルミライ」冬の「雪ミク」である。マジカルミライと雪ミクは似ている点が多い。次の表をご覧いただきたい。

 

 

 

表:雪ミクとマジカルミライの比較

表:雪ミクとマジカルミライの比較

 

 

 

どちらも夏と冬という季節を代表する最大のイベントであり、多くのファンが参加する。大きな企画展示がある。いろんな企業が協賛し、コラボも数多く開催される。ミクさんのライブやその他コンサートも開催される。

 

 

 

 

 

開催されるいろんな企画に参加できることは大きな魅力だ。ライブ、コンサート、展示、講演会、グッズ物販、グリーティング、飲食。周りきれないほど数多くの企画の中から自分が参加したいものを選べるのは素晴らしいイベントだ。しかし、同様にマジカルミライでもいくつもの企画が開催されているので、これだけでは雪ミク独自の魅力とは言えない。

 

 

 

 

 

 

雪ミクとマジカルミライで異なる点

 

注目したいのは会場である。マジカルミライでは大阪公演はインテックス大阪、幕張公演は幕張メッセであるが、それぞれライブと企画展の両方とも会場で開催される。コラボで別の場所に移動するものも一部あるが、基本的には1つの会場だけでほぼ完結されるということである。

 

 

 

 

 

一方の雪ミクは会場がバラバラである。グッズ物販は11丁目の雪像前や新千歳空港スカイタウン、札幌アニメイトなど複数箇所で販売されている。展示やコラボ商品、講演会はサッポロファクトリー。雪ミクライブは(今年は無かったが)Zepp Sapporoで開催される。さらに今年はSTVホールでもコンサートが開催された。期間中のまらしぃさんコンサートはカナリア(※誤記載)カナモトホールとまた別の会場だ。もちろん、プラネタリウムは青少年科学館、観覧車はノルベサ、ユキネの幸せ満腹紀行では市電周りの9つの飲食店がチェックポイントになっていた。

 

 

 

 

 

つまり、雪ミクの会場は札幌の街全体と言える。これが大きな違いを生んでいると考える。

 

 

 

 

会場は街全体 

 

札幌駅地下街のディスプレイで雪ミクさんCM

札幌駅地下街のディスプレイで雪ミクさんCM

 

 

 

会場が街全体に広がることによりどんな変化が起きるか。

 

 

 

 

1つ目。まず参加の達成感が大きくなる。そもそも雪ミクに参加することのハードルが高いが、例えば雪ミクのプラネタリウム1つを見るにしても、先行予約チケットを取り、雪まつり会場から新さっぽろ駅に移動しなければならない。しかも冬の北海道という過酷な環境である。いろんな会場を移動し企画に参加することの達成感はひとしおである。

 

 

 

 

 

 

2つ目。街のいたるところでミクさんを見かけるので、どこへ行ってもミクさんを近くに感じられるのも大きな特徴だ。新千歳空港に降り立つ。スカイタウンではミクさんが待ってくれている。札幌駅に着く。改札を出た地下街ではディスプレイに雪ミクさんのCMが流れる。お土産コーナーでも雪ミクさんグッズが売られている。コンビニやスーパーでは雪ミクさんのコラボグッズも見られる。

 

 

 

 

 

 

札幌の街全体が雪ミクさんを応援してくれているように感じるのだ。雪ミクでしか感じられない魅力だと思う。特にこの雪まつりの期間中。ファンからするとこれほど嬉しいことはない。だからミクファンは安心して雪ミクに参加できるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでは距離の話だが、もう1つ、会場が街全体に広がっていることの意味がある。雪ミクでは街の中を移動するのだから、当然ミクファン以外の人(ここでは一般の方と呼ぶ)と接する機会がある。するとどうなるか…

 

 

 

 

 

 

 

3つ目。誰もがミクさんへの「好き」を一般の方に対して表現できるのだ。

 

 

 

 

 

 

後編に続く↓↓↓

yamamori3939.hatenablog.com