「マジカルミライにも無い、雪ミク独自の魅力とは一体何なのか。」
についての独自の考察記事・後編。
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3つ目。誰もがミクさんへの「好き」を一般の方に対して表現できるとはどういうことか。
街中で好きを表現
マジカルミライや他のイベントでは会場は主に1つだけであり、会う人は皆ミクファンならびに関係者と言っていい。例えばそこでミクさんへの愛を訴えても周りは同意するだけである(もちろんそれはそれで楽しい)。ミクさんがすごいことは言われずとも知っている。
それに対して雪ミクでは、一般の方と接する。少なくとも、ミクさんグッズを身にまとった私たちは相手の目に入っている。
ここで問いかけをしたい。雪ミク期間で、ミクさんグッズに身をつつみながら札幌の街を歩いている時、ちょっとした誇りを持って歩いていなかっただろうか。ミクさんへの好きな気持ちを街中で表現できることに、楽しさを感じていなかっただろうか。
おそらくミクファンなら誰もが「ミクさんすごい」と言いたい気持ちは普段からあると思う。しかし、いろんな理由で普段は空気を読んで「好き」を言いづらい場面もあるのではないだろうか。
しかし雪ミクではそれができるのだ。しかも1人で表現するのではない。街中のミクファンと一緒にである。みんなが「好き」を表現しているのだ。
雪ミクが他のイベントと異なる一番の点はこれではないかと思う。私たちミクファンは札幌の街を歩くだけで、ミクさんすごい!を一般の人に見せられるのである。街中でだ。このようなイベントが他にあるだろうか。
札幌だからできる
街中でミクさんへの好きを表現できるのは、雪ミクが雪まつりのイベントの一環として存在しているのが大きい。初音ミクは北海道札幌の生まれであり、現地の人に認知され、理解がある。その証拠に現地のお店の人もかなりの人が初音ミクを知っている(これは最初雪ミクに参加した時に驚いた)。ファンからすると安心感が生まれる。
さらに、雪まつり期間中であれば札幌の街は旅行者だらけだ。一般の方には普段見慣れないミクさんグッズを身にまとったファンは、非日常を味わえる"賑やかし"にもなっているはずだ。ミクさん愛を振りまく我々ファンの活動は、札幌の街にとって圧倒的にプラスになるのである。
私たちミクファンは堂々といつもの姿で札幌の街を周ることができるのだ。ミクさんへの愛を振りまきながら。言うなればミクさんの伝道師ではないか。
そして私たちの愛に対し、雪まつりの札幌は応えてくれる。共に雪ミクさんを認め、応援してくれる。まるで街全体がミクさんを応援してくれているみたいに。
雪ミクは、雪まつりのある北海道が生んだ、ミクさんの伝道師になれる奇跡のようなイベントである。だから雪ミクに参加したミクファンはまた雪ミクに参加してしまうのではないか。
誇りを持てるミクファンでありたい
ただし、雪まつりはあくまで一般の方も参加するイベントで、普段のイベント以上に一般の方の目に入る。ミクファンは行儀がいいという噂はよく耳にする。期待を裏切らないために、ミクファンは普段以上に礼儀正しくありたい。
愛の押し売りはみっともない。なのでいくら好きでも節度は守りたいものだが、どうだろうか、普段の39〜390%増しくらいであれば許されるのではないかと思う。雪まつりの札幌の街の皆さまならば。
ぜひ雪ミクへ
ずっと雪ミクの良さがわからずもやもやしていたが、いろんな人といろんな話をしたおかげでこの記事が生まれた。考察し合うのは楽しくもあった。ぜひいろんな意見をお聞かせ願いたい。
いろいろ書いたが言いたいことは1つ。冬はぜひ雪ミクへ。私も絶対に来年も参加する予定である。
筆者:やまもり Twitterはこちら